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「CAPT(キャップ)」は元支援員が当事者たちと協力して、建設的な支援体制を確立するために発足されました。

 「大人の発達障害コミュニケーション市民研究会(以下CAPT)」は、行動分析学やカウンセリング手法を一部応用した、新しい仕組みによる支援体制を確立することを目指します。それにより、現状として「支援側/雇用側」と「当事者さん」の間で起きているトラブル(心理的虐待や対人交渉の課題、モラルハラスメント)を減らし、建設的なコミュニケーションや就労環境を実現することを目的とします。

 その仕組み作りに注力するために、「CAPT」は元支援員や当事者メンバーを含む社会人で構成されております。

研究会代表挨拶

“「発達障害」を個性とは捉えない”が私たちのスタンス

 当市民研究会では、「発達障害」による当事者さんたちの神経発達特性はあくまで「特性」とし、一般的な意味での「個性」とは別に考えております。

 発達障害の特性は、表出する条件も個々人で異なりますが、その時の体調を含めた状態でも特性の表れ方が変わってきます。

 さらにADHDやASDの特性は、「脳の多様性(Neurodiversity)」という位置づけをとっております。

 このスタンスのもと、これまで当事者メンバーたちと共に特性についての意見交換や学術論文からの情報収集、当事者視点も取り入れた仮説を基に、対処法づくり等をしてまいりました。

 おかげさまで「社会性の障害」を持っていた当事者メンバーとは現在、ミスコミュニケーションを減らした建設的な相互理解と、発展性のあるパートナーシップを築き上げてきたところです。

 まだまだ市民研究プロジェクトは、スタートラインに立ったばかりだと考えております。

 今後はさらにメインテーマである「社会性の障害をクリアしたコミュニケーション」について、一歩一歩プロジェクトを進捗させてまいります。

 これまでご尽力いただいた皆さまには、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。この場をお借りし、市民研究会を代表いたしまして御礼を申し上げます。

 至らぬ点も多いことかと思いますが、どうか引き続き皆さまのご理解とご支援のほどをよろしくお願いいたします。

「CAPT」(大人の発達障害コミュニケーション市民研究会)

 俊山 英

活動実績は、こちらの画像リンクからFacebook pageをご覧ください。
「【capt】大人の発達障害コミュニケーション市民研究会」

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【参考書籍リスト】

  1.   「自律訓練法の実際ー心身の健康のためにー」 著:佐々木雄二 創元社​

  2.  「図説 臨床精神分析学」 著:前田重治 誠信書房

  3. 「自我と防衛」 著:A・フロイト  訳:外林大作 誠信書房

  4. 「改訂 精神分析的人各理論の基礎ー心理療法を始める前にー」 著:馬場禮子 岩崎学術出版

  5. 「共感と自己愛の心理臨床 コフート理論から現代自己心理学まで」 著:安村直己 創元社

  6. ​「行動分析学入門」 著:杉山尚子 島宗理 佐藤方哉 Richard W.Malott Maria E.Malott  産業図書

  7. 「カウンセラーのためのアサーション」 編著:平木典子・沢崎達夫・土沼雅子 金子書房

  8. 「自己カウンセリングとアサ―ションのすすめ」 著:平木典子 金子書房

  9. 「内的世界と外的現実ー対象関係論の応用」 著:山口泰司 文化書房博文社

  10. 「システム理論入門ーニクラス・ルーマン講義録」 著:ニクラス・ルーマン 新泉社

  11. 「フォーカシング」 著:ユージン T ジェンドリン 訳:村山正治 都留春夫 村瀬孝雄 福村出版

  12. 「脳を鍛えるには運動しかない!」 著:ジョン・J・レイティwithエリック・ヘイガーマン 訳:野中香方子

  13. 「成人のADHDに対する認知行動療法」 著:ラッセン・ラムゼイ アンソニー・ロスタイン 監訳:武田俊信 坂野雄二

  14. 「注意と意欲の神経機構」 一般社団法人日本高次機能障害学会 新興医学出版

  15. 「達成動機の理論と展開 続・達成動機の心理学」 編:宮本美沙子 奈須正裕 金子書房

  16. 「DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル」 日本精神神経学会 (監修), 高橋 三郎 (翻訳), 大野 裕 (翻訳), 染矢 俊幸 (翻訳), 神庭 重信 (翻訳) 医学書院

  17. 「縮刷版 現代精神医学事典」 編者:加藤敏・神庭重信・中谷陽二・武田雅俊・鹿島晴雄・狩野力八郎・市川宏伸  弘文堂

  18. その他 学術論文

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