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​ADHD-COACHについて

​ コンセプト

​「大人の発達障害」を障害にしている社会問題を解決する。

障害は社会との関わりによって形成されるという社会モデルにもとづき、このモデルからも支持されているパーソンセンタード(人間性心理学のカウンセリング理論)の考えである「問題ではなく人に焦点を合わせる」ことで、"自分らしい"パーソナリティの発達をサポートしております。

ADHD-COACHでは、特に偏見や誤解の多いAD/HD(注意欠如/多動症)やASD(自閉スペクトラム症)を診断された社会人の方へ、社会的に形成された生きづらさを、心の発達の面から支援しております。

ADHDやASDを診断された社会人の方々が、生きやすく、社会でご活躍されることで、広く一般の多様な人々が共に理解し合い、柔軟な共働創造が促進される社会の発展に貢献いたします。 

​「ADHD-COACH」の事業用Webサイトはこちら

​事業の趣旨

​発達障害を障害にしている社会問題を解決する

​-病理から多様性へ-

 昨今、性的なマイノリティを表すLGBT という言葉が広まり、多様性を受け入れていることが、広く一般により良い社会を形づくるという社会通念も広まってきています。

 LGBT はかつて「性同一性障害」という生物学的な性別と性自認が一致しないことを統計にもとづく病理として、治療の対象とされてきました。また、社会的にも差別を受けたり、制度的に排除される傾向がありました。そして市民の活動によりLGBT という言説実践が至るところで生まれ、現在の精神疾患診断統計マニュアルDSM-5から性同一性障害は消えることになり、企業もLGBT を意識した活動をはじめています。

 つまり、マイノリティを病理を軸とした捉え方をしなくても、社会通念として受け入れていくことで、波及的により良い社会活動へとつながっていくことがいえます。

 こうした動きは、近年増加傾向にある神経発達症を診断された方々への捉え方についても同様にうかがうことができます。

 当事者から発達傾向の多様性を表すニューロダイバシティという言葉が生まれ、支援団体に広がっています。また、精神医療においても、発達傾向を多数派のあり方と同じようにする治療ではなく、職場などの周囲の理解や生きやすいパーソナリティの発達が推奨されています。

 パーソナリティの発達とは、自分らしさの成長とも言い換えることができ、周囲との理解ある関係によって形成されます。神経発達症を診断された方々は、認知的な特異性もあることから、周囲との関係構築に支障をきたしやすく、この発達の機会が得づらいことで生きづらさも深まっていることが考えられます。

 わたしたちは「障害は社会によって形成される」という考えを示す社会モデルにもとづき、「発達障害を障害にしている社会問題を解決する」活動の一環として、発達の機会の公平さを期すために、こまやかな他者理解にもとづく支援提供を行っております。

 マイノリティへの認識が病理から多様性へと変容をとげ、新たな社会の発展に波及するよう、わたしたちはひとつの市民活動として寄与してまいります。

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