演説を行います

​支援員向け講座

“支援員向け講座”
ADHDを持つ社会人への支援方略
〜ADHDコーチングを行なってわかったこと〜

司会:小室 安由美(NPO法人ホスピタリッチ事務局長)

登壇:俊山 英(ADHD-COACH専門支援員)

私たちは、ADHDの診断があった社会人へ、課題解決とそれを通した解決力促進の支援を行なっております。

例えば、以下のような内容にご対応してまいりました。

<解決済みの事例>

  1. 障害枠で働いているが、どうしても会社に遅刻してしまう。

  2. 職場でのコミュニケーションで、ズレが生じてしまう。上司との間で指示内容に認識の齟齬が生まれる。

  3. ちゃんとしなければと思っても、仕事で何度も確認ミスをしてしまう。

  4. SEをしているが、複数案件を抱えたときの進捗管理がうまくいかず、納期に影響してしまう。

  5. 大手企業で秘書をしているが、社長のスケジュールを組み立てることに苦労する。

  6. 障害枠の職場でミスを指摘されて、怒ってしまい、相手や上司を責める発言をしてしまう。

​講座名:

『“支援員向け講座”
ADHDを持つ社会人への支援方略
〜ADHDコーチングを行なってわかったこと〜』

<この講座の対象>

就労移行支援事業所や企業の障害枠などで、ADHDを持つ社会人の支援をしている方

 

<講座の内容>

テーマ「認識を一致させる」

①特性の紹介

②「認識を一致させる」「対話をする」際の特性の影響

③当事者とお話をするときの基本姿勢

④認識を一致させるための具体的な方法

⑤課題解決までのステップ

⑥Q&A

<講座の狙い>

  • 当事者と認識を一致させることができる

  • ADHD特性の影響による課題を解決していくための対話ができる

  • 指示・指摘・アドバイスに頼らずに、当事者の成長のサポートができる

  • 当事者と一緒に課題を解決していく支援ができる

  • 支援の在り方が分かる
     

<開催日時>

日にち:9月23日(日)、30日(日)

時間:18:00〜19:30 (受付17:45〜17:55)

<参加費>

3,000円(税込)

※現金当日払い

※なるべくお釣りの出ないようにお願いいたします。

<キャンセルについて>

受講確定後のキャンセルは会場をご用意するため原則ご遠慮いただいております。

やむを得ない理由がある場合のみ、7日前までにご連絡ください。

※キャンセル料は特にいただいておりません。

<定員>

隔日20名

<開催場所>

神奈川県横浜市 JR関内駅徒歩4分会議室(お申し込み後ご連絡します)

 

 

当日お会いできることを、心よりお待ちしております。
 

ここ数年で、「大人の発達障害」についてメディアでも多く取り上げられるようになりました。

 

子どもの支援は整ってきていますが、

ソーシャルワーカー、臨床心理士の方、精神科医の方はこうおっしゃいます。

「成人への支援というのは具体的な支援策は整っていないし、分からないことの方が多い」と。


 

今回登壇する俊山は、今まで児童デイや就労移行支援事業所、当事者を中心に雇用する特例子会社に在籍し、ADHD特性を持つ当事者に関わる中で、以下のような場面を多く目の当たりにしてきました。

 

  • 当事者間のトラブル

  • 支援員・職場(上司・同僚)間でのトラブル

  • 職場で起きる課題とその解決

  • 特性の現れ方の違いとその活用場面

  • 当事者とのうまくいく会話、ミスコミュニケーションになる会話


 

俊山が就労移行支援に実際に訓練生として在籍させていただいたときに、

そこでは注意やアドバイスがメインの支援をしていて、ぴりっと張り詰めたような雰囲気がありました。

訓練外の時間に、一人一人の当事者に伺うと、

「こわい」「緊張する」「しっかりしなきゃ」という声を多く聞きました。

 

無理をしていて、本当に困っていることを支援員に隠していたり、

特性上難しいこと・コントロールしきれないことを

無理やり頑張ろうとされている様子がお話の中から伺えました。

支援員の方々からそのことについて、ご相談をいただいたこともあります。

「経験頼みで、どのように接すればいいかわからない」

「ストレスで体調を崩す支援員もいる」

「支援を受けた当事者が徐々にメンタルヘルスに不調をきたして、辞めてしまうことも少なくない」

というお話でした。


 

当事者を中心に雇用する特例子会社でも、同様の指導をされる管理職の方々がいらっしゃいました。

「びしっと言わないとちゃんと動かない」

「何も考えてないから、はっきり言わないと分からない」

そうおっしゃっていました。

それでも、よくよくその管理者たちのお話を伺っていくと、

「どう指導すれば、彼らに成果を出してもらえるか分からない」

「正直いつ辞めてしまうか不安」

という声があります。

大人の当事者への支援体制は整っていなかったのですから、無理もありませんでした。


 

そこで俊山は実際に複数の当事者たちと対話を繰り返し、支援方法を一緒に考えるということを行いました。

 

そこから生まれたのが、ADHDコーチングという支援方法を元にしたADHD-COACHです。

 

現在もブラッシュアップを重ね、臨床心理士などのご協力を受けながら、

独自の支援として実際に当事者へご提供しております。


 

ADHD-COACHを受けられたクライアント(ADHD当事者)からはこのような声をいただいています。

 

  • 大変効果がありました

  • 課題が解決されて助かりました

  • 働きやすくなって、生きづらさがだいぶ楽になりました

 

こうしたクライアントの声や反応があった支援方法を整えて体系化しました。

 

今回の講座では、ADHD-COACHを実際に支援員として行なっている当法人の理事長俊山が、分かりやすく「実際にどのような支援を行なっているのか」をご紹介していきます。

<体系化された効果的支援のヒミツ>

支援効果の判断基準

 

私たちは、支援方法の効果を支援員が直接判断することはしておりません。

判断するのは、該当する支援方法(以下:方略)を受けたクライアントさまです。

 

(ここでいう方略は、課題を解決するため・目的の状態になるための対処策をつくるプロセス・問題解決力を促進するためのプロセスを指します)

 

支援効果をクライアントさま一人一人へ直接お伺いし、率直なご意見をいただいております。

判断のポイントとなるのは2点。

一つは、「わかりやすかった」「取り組みやすかった」などの

クライアントさまご自身の感覚によるフィードバックです。

感覚的なものには、一人一人の異なる発達特性・認知傾向が反映されやすいので、

大切な部分となっております。

もう一つが、「解決するための対処法が、3週間連続でできたので習慣化できた」や

「確認ミスが週に15回あったのが、目的の状態として設定した週2回にまで減り、

その状態が3週間連続したので解決しました」といった課題達成の是非でフィードバックをいただいております。

 

また、課題設定に関しては、事前にゴール設定をする際に、

「どうなったら解決したといえるか」をクライアントさまに決めていただきます。

 

以上のようにして、効果があると判断していただいた方略は、

支援員が支援現場で再現できるように検証し、日々のトレーニング内容に組み込まれます。

そして、支援の中で標準的にご提供できるものとして該当の方略が「選択的方略リスト」へ追加されます。

さらに、クライアントさまの特性によっては、適さない・効果が得られにくい方略もでてきます。

そうした場合、他の適した方略または一部でも適した方略を基本的にご提供しつつ、

一方で、そのクライアントさまに適した方略を模索し、注意を払いながら慎重にご提供します。

効果が認められた方略があれば、「選択的方略リスト」へ新たに追加されます。

このようにして建設的な支援体制の確立と、更新を重ねております。

 

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